1.7. ハッカーの話し方のスタイル
ハッカー的な話し方は、概して、きわめて正確な語法、慎重な語の選択、比較的大きな実用語彙を特徴とし、短縮形や街のスラングはあまり使わない。乾いたユーモア、皮肉、駄洒落、そしてやや軽妙な態度は高く評価される——だが、根底にある真剣さと知性は不可欠である。正確に意思を伝え、自分がこの文化の一員であると示すのにちょうど足りるだけのジャーゴンを使うべきであって、ジャーゴンの使いすぎや、息せき切ったやたらと熱狂的な態度は、野暮でloserの印だと見なされる。
この話し方のスタイルは、科学者、設計エンジニア、技術分野の学者がふつう話す精密主義的な英語の一変種である。ジャーゴンの構築方法とは対照的に、それはハッカーの世界全体を通じてかなり一定している。
多くのハッカーは否定疑問文に戸惑う——あるいは少なくとも、彼らが話している相手が、彼らの答えの意味にしばしば戸惑う——ということが観察されている。問題は、彼らが次のものを区別するプログラミングをあまりに多くやってきたことにある。
if (going) ...
と
if (!going) ...
であり、そのため彼らが「Aren't you going?(行かないの?)」という問いをパースすると、それが「Are you going?(行くの?)」とは反対の問いを尋ねているように思え、したがって反対の意味の答えに値するように思えてしまう。これは英語を話す非ハッカーを混乱させる。なぜなら彼らは、否定の部分がないかのように答えるよう教えられてきたからだ。他のいくつかの言語(ロシア語、中国語、日本語を含む)では、ハッカー的な解釈が標準であり、問題は生じないだろう。ハッカーはしばしば、フランス語の‘si’、ドイツ語の‘doch’、オランダ語の‘jawel’のような語——否定疑問文に対して曖昧さなく‘yes’と答えられる語——が英語にもあればいいのに、と思うはめになる。(muも参照)
同様の理由で、英語を話すハッカーは、たとえ口語的な用法でそれが許される地域に住んでいても、二重否定をほとんど決して使わない。論理的には肯定であるべきものを、否定として誤ってパースされると分かっていながら口にするという考えが、彼らを不安にさせる傾向があるのだ。
これと関連して、ハッカーは時に、論理接続詞を含む問いに、口語的な解釈ではなく厳密に文字通りの解釈で答えるという遊びをする。「で、君は今そのバグを探しているのか、それとも後回しにするのか?」といった問いを無神経にも発した非ハッカーは、完全に正しい答え「Yes!(はい!)」を食らうことになるだろう(すなわち「はい、今か後のどちらかでやります。で、どちらかは訊かれていませんよね!」)。