kluge

/klooj/

[ドイツ語の‘klug’(賢い)より。おそらくポーランド語・ロシア語の‘klucz’(鍵、ヒント、要点)に関連]

  1. 名詞 ハードウェアであれソフトウェアであれ、Rube Goldberg(あるいはHeath Robinson)的な仕掛け。

  2. 名詞 特定の厄介なケースを、明快ではないにせよ間に合わせのやり方で解決することを意図した、巧妙なプログラミングの技。しばしばバグの修復に使われる。しばしばad-hockeryを伴い、crockになりかける。

  3. 名詞 間違った理由でうまく動くもの。

  4. 他動詞 プログラムにklugeを挿入すること。「あの奇妙なバグを回避するためにこのルーチンをklugeしたが、たぶんもっと良い方法があるだろう」。

  5. [WPI]名詞 rudeなやり方で実装された機能。

今日この語はしばしば‘kludge’という異綴りで見かけられる。old fartsからの報告は、‘kluge’が元の綴りだったという点で一致しており、コンピュータ周りでは1950年代半ばまで遡って報告され、当時はハードウェアのklugeについてのみ使われていた。1947年、New York Folklore Quarterlyは、軍隊で当時広まっていた古典的なオチのない長話(shaggy-dog story)‘Murgatroyd the Kluge Maker’を報じている。そこでは‘kluge’は、些細な機能を持つ複雑で不可解な人工物だった。他の情報源は、‘kluge’が第二次世界大戦時代の海軍で、陸上ではよく動くが海上では一貫して故障するあらゆる電子機器を指す一般的なスラングだったと報じている。

しかし、このスラングの用法はさらに10年古いかもしれないと考える理由がある。何人かの回答者は、これを"Kluge paper feeder"(Kluge給紙装置)と呼ばれる機械式印刷機の付属装置のブランド名に結びつけている。伝説によれば、Kluge給紙装置は小型で安価な電気モーターや制御電子回路が登場する前に設計され、すべての動作を一本の動力駆動軸から供給し同期させるために、恐ろしく複雑なカム・ベルト・リンク機構の寄せ集めに頼っていた。それゆえ気難しく、頻繁に故障し、修理が悪魔的に難しかった——だが、ああ、なんと巧妙だったことか! この話を語る人々はまた、‘Kluge’は設計技師の名前だったとも言い張る。

実のところBrandtjen & Kluge Inc.という、印刷機器を製造する古い同族企業が存在する——興味深いことに、その名は /kloo´gee/ と発音される! 同社の社長Henry Brandtjenが私(ESR、1994年)に語ったところでは、彼の会社は彼の父とKluge /kloo´gee/ という技師が共同で創業し、Klugeが1919年に最初のKluge自動給紙装置を製作・共同設計したという。しかしBrandtjen氏は、これは(カムが四つしかない)単純な装置だったと主張し、その複雑さという神話がどうやって定着したのか見当もつかないと言う。他の回答者はBrandtjen氏のこの装置の歴史や、それが複雑ではなく単純なものだったという主張に異を唱えるが、Kluge自動給紙装置がこの民間伝承の最も有力な源だったという点では一致している。

TMRCと1960年代初頭のMITハッカー文化は、第二次世界大戦の軍隊スラングをいくらか記憶し今なお使っていた環境で発展したようである(foobarも参照)。‘kluge’は、戦時中にCambridgeに置かれていた多くの軍用エレクトロニクスプロジェクト(その多くはMITの由緒あるBuilding 20内にあり、TMRCもそこにある)の卒業生を通じてMITに伝わった可能性が高い。

‘kludge’という変種は、どうやらkludgeの項で言及したDatamationの記事によって広められたらしい。その記事はHow to Design a Kludgeと題されていた(1962年2月、pp. 30, 31)。この綴りはおそらく英国から輸入されたもので、そこではkludgeは独自の歴史を持っていた(ただしこの事実は、この項目の第1版と第2版をめぐる1993年半ばのUsenetグループalt.folklore.computersでの議論以前は、大西洋の両側のハッカーにほとんど知られていなかった。誰もがkludgeは単にklugeの変異だと思っていた)。今や、英国人は‘kluge’が大西洋を渡ってきたときに自分たちの‘kludge’の語源を忘れていて、‘kludge’の綴りを逆方向に投げ返して米国の従兄弟たちの綴りを混乱させ、米国に報いたものと思われる!

この歴史の結果は、もつれである。多くの若い米国のハッカーは、この語を /klooj/ と発音するが、その意味と発音に対しては誤って‘kludge’と綴る。(音声的には、sludge、judge、budge、fudgeとは対照的な、huge、refuge、centrifuge、delugeを考えてみるとよい。他の領域での欠点が何であれ、英語の綴りはこの区別に関しては完璧に一貫している。)英国のハッカーはたいてい /kluhj/ を口頭で学び、限定された否定的な意味で使い、少なくとも一貫している。ヨーロッパのハッカーはたいていこの語を書かれた米国の資料から学び、/kluhj/ と発音する傾向があるが、より広い米国の意味で使う!

この語の意味を考えれば、このごたごたは適切だと考える観察者もいる。