ARMM

名詞

[頭字語、‘Automated Retroactive Minimal Moderation’]オハイオ州Munroe FallsのDick Depewが作成したUsenetのcancelbot。ARMMは、匿名投稿サイトからの投稿を自動的にキャンセルすることを意図していた。あいにく、このロボットの匿名投稿の認識器が、自分自身が自動生成した制御メッセージに反応してしまったのだ! このプログラミングの大失態によってフランケンシュタイン級の怪物に変貌したARMMは、1993年3月30日の夜に暴走し、news.admin.policyを200通を超えるメッセージの再帰的爆発でspamし始めた。

ARMMのバグは、メッセージが機械的に親のID・Subject・その他いくつかのヘッダーにテキストを継ぎ足していく再帰的なcascadeを生み出した。その結果、各ヘッダーが何画面分にもなり、メッセージIDとSubject行がどんどん長くなっていくメッセージの洪水が発生した。

反応は面白がるものから激怒までさまざまだった。この病的なメッセージは少なくとも1つのメールシステムをクラッシュさせ、Usenetフィードに回線料金を払っている人々を怒らせた。ある投稿者はARMMの大失敗を「一瞬にしてUsenet史に残る事件(instant Usenet history)」と評し(これによりdespewという用語も定着した)、以来、善意と無能の組み合わせがネットワークにもたらしうる惨事の教訓的な例として広く引用されている。この件に関するUsenetのスレッドは こちらにアーカイブされているGreat Wormsorcerer's apprentice modeと比較せよ。software lasernetwork meltdownも参照。