RFC

/R·F·C/, 名詞

[Request For Comment] 長い歴史を持つ、番号付きのインターネット情報文書・標準のシリーズの一つで、インターネットおよびUnixのコミュニティでは商用ソフトウェアもフリーウェアも広くこれに準拠している。おそらく単独で最も影響力があったのはRFC-822(インターネットのメールフォーマット標準)であろう。RFCが変わっているのは、ANSIのような機関を通じて正式に公布されるのではなく、技術専門家が自らの発意で提出し、インターネット全体でレビューされる点である。このため、標準として採用された後でも依然としてRFCとして知られ続けている。

実用的で、経験に基づき、事後的に、個人や小さなワーキンググループによって行われる標準執筆というRFCの伝統は、ANSIやISOに典型的な、より形式的で委員会主導のプロセスに対して重要な利点を持つ。これらの利点の一部を象徴するのが、‘冗談’RFCという盛んな伝統の存在である。通例少なくとも年に一つは、たいてい4月1日に発表される。よく知られた冗談RFCには、527(「ARPAWOCKY」、R. Merryman、UCSD、1973年6月22日)、748(「Telnet Randomly-Lose Option」、Mark R. Crispin、1978年4月1日)、1149(「A Standard for the Transmission of IP Datagrams on Avian Carriers」、D. Waitzman、BBN STC、1990年4月1日)などがある。最初のものはLewis Carrollのパスティーシュ、二つ目はTCP-IPドキュメントスタイルのパロディ、三つ目は標準文書の法律用語を真顔でこき下ろすもので、インターネットのデータパケットを伝書鳩で送信するためのプロトコルを記述している(実際にその後実装された。付録Aを参照)。Infinite-Monkey Theoremも参照。

RFCが最も注目に値するのは、それらがいかにうまく機能するかという点である。非形式的な仕様にはたいてい蔓延する曖昧さも、形式的な標準にしばしばつきまとう委員会が生み出す欠陥もないことが多く、しかも真に世界規模にまで成長したネットワークを定義しているのである。