Postel's Prescription
[提案]いくつかの主要なインターネットRFC、特に1122と791には、Jon Postelによる助言が含まれており、それは最もよく次のように述べられる:
Be liberal in what you accept, and conservative in what you
send.
すなわち、どのインターネットプロトコルであれ、よく設計された実装は、規格すれすれの不完全な形の入力も進んで処理すべきだが、相手側のプログラム(つまり、そのよく設計された実装の出力を扱うプログラム)については、硬直的で融通が利かず、ことによると不完全であったりまったくのバグだらけであったりさえするものと見なしておくべきだ、ということである。
この性質が価値を持つのは、それに従うプログラムのネットワークは、プロトコル仕様に何らかの曖昧さがあっても、個々の実装者が仕様を完全には理解していなくても、はるかに頑健でいられるからである。この方針は壊れた実装を許容する傾向があるとはいえ、壊れた実装を、それを使おうとしている人々を犠牲にして即座に(ただし致命的に)診断するよりも、まず通信を成立させることのほうが重要だとされている。
この原則は、インターネットのワイヤープロトコルを扱うプログラム、特にネットワークの中継器やサーバの設計においてよく知られたものであり、別々に実装された二つ以上のソフトウェアが、実装者同士は互いに話したこともなく、同じプロトコル仕様を読んだという以外まったく何の共通点もないのに相互運用することになっている、というあらゆる状況にも、拡張して日常的に適用されている。この原則は、「インターネットの信条」「IETFの格言」「インターネット工学原則」「リベラル/保守ルール」を含むいくつかの異なる名前で流通している。[提案]の用語"Postel's Prescription"は、その考案者、すなわち最初のRFC編集者にして(早すぎる死まで)おそらくインターネット工学コミュニティで誰よりも尊敬されていた人物への賛辞である。