MFTL

/M·F·T·L/

[略語:‘My Favorite Toy Language(私のお気に入りのおもちゃ言語)’]

  1. 形容詞 構文(大量のBNFを伴う)に重点を置き、時には意味論(たとえば型システム)まで語ることさえあるが、中身はまずもってないプログラミング言語設計の講演を指す(content-freeを参照)。より広くは、トピックがプログラミング言語でない場合でも、概念的な内容を犠牲にして主題を不必要なほど細々と掘り下げる講演にも用いられる。「まあ、典型的なMFTLの講演だったよ」。

  2. 名詞 開発者たちが(しばしば布教的な熱意の域に達するほど)情熱を傾けるが、ほかの誰も気にかけない言語を指す。発祥グループの外にいる者がその言語に対して用いる。「彼は自分のMFTLの型解決について私を問い詰めた」。

MFTLの設計者の念頭にある最初の大きな目標は、たいていそのためのコンパイラを書くことであり、次にそれ自身でそのためのコンパイラを書くことで、設計を劣った言語による汚染から切り離すことである。したがって、MFTLの講演における定番の腐し質問は「それ自身のコンパイラ以外に何かに使われたことはあるのか?」である。一方で、それ自身のコンパイラを書くのにすら使えない(コンパイル型の)言語は軽蔑にも値しない。(PerlPythonのようなインタプリタ言語の人気が高まっているため、この限定が必要になった。)break-even pointを参照。(関連して、Doug McIlroyはかつて、ある言語とそれがコンパイルされるオペレーティングシステムの一般性と有用性を測るテストを提案した。「FORTRANプログラムの出力はFORTRANコンパイラへの入力として受け入れられるか?」言い換えれば、プログラムを書くプログラムを書けるか?(toolsmithを参照。)憂慮すべき数の(言語、OS)の組がこのテストに不合格となる。特に言語がFORTRANのときである。愛好者は、Unixは(FORTRANを使ってさえ)難なく合格すると指摘するのに余念がない。このテストに不合格になることがありうると聞いて驚くのは、OSが提供し強制する「ファイル型」のない現代的なシステムの下でしか働いたことのない幸運な者だけである。)