scratch monkey
名詞
「テストや再設定の前には、必ずscratch monkeyをマウントせよ」のように使われ、かけがえのないデータやデバイスを扱う際に慎重さを促すために用いられることわざ。何らかの危険な操作中にコンピュータに接続される、損なわれれば取り返しのつかない貴重な資源やデータの代わりとなるスクラッチボリュームを指して使われる。
この用語は、トロント大学の生物学研究プログラムのスター、Mabel(泳ぐ驚異の猿)の記憶をとどめている。(伝説によれば)Mabelは並の猿ではなかった。大学は、さまざまな混合ガスが彼女の生理に与える影響を研究するために、レギュレータを通して呼吸しながら泳ぐ方法を彼女に教えるのに何年も費やしていた。Mabelは、DECのfield circusの技術者が、プログラムのVAXのクラッシュをトラブルシューティングしていて、Mabelに配線された特注のハードウェアにうっかり干渉したとき、ある日早すぎる死を遂げた。
報告によれば、当然ながら激怒した顧客を、事の真相を確かめられる程度に落ち着かせたあと、あるDECのトラブルシューターは責任あるfield circusのマネージャに電話をかけ、優しくこう尋ねたという。「泳げますか?」人間にとっての結末がすべてこれほど愉快だったわけではない。問題のマシンのsysopは、地元の‘人道’協会の無知なdroidたちの差し金で、危うく投獄されるところだった。教訓は明らかだ。疑わしいときは、必ずscratch monkeyをマウントせよ。[実際の出来事は1979年か1980年に起きた。プロジェクトの関係者の一人とDECフィールドサービスとの間で交わされたとされる対話を含むこの話の一版が、1986年以来インターネット上で流通している。それは抱腹絶倒で神話的だが、いくつか事実を取り違えている。たとえば、マシンをPDP-11と報告し、Mabelの死はDECがそのマシンをPMしたときに起きたと主張している。この項の初期の版はその話に基づいていた。今回の版は、不運なsysopへのインタビューから訂正された。——ESR]