Foonly

名詞

  1. スタンフォード人工知能研究所(SAIL)のSuper Foonlyプロジェクトによって、新しいオペレーティングシステムとともに作られるはずだったPDP-10の後継機。(この名前自体は、SAILのPDP-10アセンブラが発したエラーメッセージFOO NLIに由来し、「FOO is Not a Legal Identifier(FOOは正当な識別子ではない)」という意味だった。)その意図は、SAILが当時動かしていた古いDECのタイムシェアリングシステムから新世代へと一足飛びに進み、当時ARPANETの標準だったTENEXを迂回することにあった。Super Foonlyと新しいオペレーティングシステムの双方に対するARPAの資金は1974年に打ち切られた。設計チームの大半はDECに移り、PDP-10モデルKL10の設計に大きく貢献した。

  2. Super Foonlyの主要設計者の一人であり、ハッカー界きっての個性的な人物の一人でもあったDave Pooleが設立した会社の名前。Pooleの肩に乗っていつも一緒にいたオウムを覚えている人は多い。

  3. Pooleの会社が作ったマシンのいずれか。最初のものはF-1(別名Super Foonly)で、映画TRONのグラフィックスを作成するのに使われた計算エンジンだった。F-1はそれまでに作られたPDP-10の中で最速だったが、作られたのは一台だけだった。その取り組みはFoonlyの財源を枯渇させ、会社はより小型で、より遅く、はるかに安価なマシンの製造へと転じた。残念ながら、これらは人気のあったTOPS-20ではなく、Foonexと呼ばれるTENEXの変種を動かしていた。これが市場を大きく制限した。さらに、出荷されたマシンは実際にはワイヤラッピングのエンジニアリング試作品で、並以上に有能なサイト担当者による個別の手当てを必要とし、そのため深刻な信頼性の問題を抱えていた。Pooleの伝説的な癇癪と、愚か者に我慢ならない性分も災いした。PDP-10の「Jupiter Project」後継機が1983年にキャンセルされる頃には、もう一台のF-1を作るというFoonlyの提案はMarsの影に隠れてしまい、会社は二度と立ち直れなかった。この物語の続きと教訓についてはMarsの項目を参照。