bit bucket
名詞
[非常に一般的]
万能のデータの掃きだめ(もともとは、シフト命令の際にレジスタの端からビットが落ちるのを受け止めるのに使われる、神話上の容器)。捨てられ、失われ、あるいは破壊されたデータは、bit bucketへ行ったと言われる。Unixでは、しばしば/dev/nullを指して使う。大げさにthe Great Bit Bucket in the Sky(天空の偉大なるビットバケツ)と言うこともある。
失われたすべてのメールやニュースメッセージが最終的に行き着く場所。その選別はFinagle's Lawに従って行われる。重要なメールは、配達される確率がほぼ100パーセントのジャンクメールよりも、はるかにbit bucketに行き着きやすい。bit bucketへの経路指定は、メール転送エージェント、ニュースシステム、そしてネットワークの下位層によって自動的に行われる。
あらゆる望まれないメールの返信にとって理想的な置き場所。「この記事についてのflameはbit bucketへ」。こうした要求は、間違いなく自分のメールボックスをflameであふれさせる。
送られなかったすべてのメールの言い訳。「あの数字は先週メールしましたよ。bit bucketに落ちたに違いない」。black holeと比較せよ。
この用語は純粋に冗談で使われる。ビットは破壊されず、ただ置き忘れられるだけのオブジェクトだ、という空想的な概念に基づいている。これは、同じ伝説が広まっていた、より古い用語‘bit box’の変異形のようだ。古参のハッカーによれば、訓練生は、CPUがビットをメモリに格納するとき実際には「bit boxから」ビットを引き出しているのだ、と教えられたという。chad boxも参照。
この伝説の別の異形では、「パリティ保存則」の帰結として、bit bucketに行く1のビットの数は0のビットの数に等しくなければならない、とされる。不均衡が生じると、ビットがbit bucketを満たしていく。資格を持つコンピューター技術者は、定期保守の一環として満杯のbit bucketを空にできる。
これらすべての意味の源は、歴史的には、紙テープ穿孔機のchad boxが時にbit bucketと呼ばれたという事実である。
文字どおりのbit bucket。